11.28.2013

不適材不適所

ロフト(小屋裏収納)のフローリング工事に取り掛かる前に、現状のラワン合板の床を綺麗に掃除する。

構造用合板25mmの上にラワン合板5mm。吸水性抜群で染みが目立つ目立つ


日ごろ掃除をサボりがちな場所ではあるが、ゴミの上から床を張るのではボンドも付きが悪かろうし、下がゴロゴロして高さが不揃いになってしまうかもしれない。
何より気分が悪い。

とりあえずコロコロを隅々までかける事にして、床の上にロール粘着紙を走らせる…


ベリッ。



べり?

不吉な予感に慌ててローラーを除け、音を発した箇所を見ると、何とコロコロの粘着力であっさり合板の表面が剥がれ、一面のささくれが出来ているではないか。

コロコロを押し付けられてやさぐれた合板。こうなってはヤスリをかけない限り裸足では歩けない

フローリング代わりに張ったこのラワン合板、場所が場所だけに普段は殆ど触れることもなく、従って痛むことも殆どない筈なのだが、3年を経過すると早くも張り合わせた板の継ぎ目部分が(勝手に)ボロくなってくるなど、随分と劣化が早いなとは思っていた。しかしここまで脆いとは。
これが木の床であったなら、どんな安物の木材だろうとこんな事には決してならない。筈。

元はといえばコストダウンの為、普段見えない場所だし合板張りでもいいかと思ってこの仕様にしたのだが、遅かれ早かれ自分で仕上げ直すのは必然だった。
どこかのローコストハウスの実例でフローリング代わりにラワン合板を床全面に張った家があったような気がするが、あれなんかも早晩張り直しを余儀なくされたのではないだろうか。新築時点では斬新でカッコよく見えてもすぐボロくなる(木のように味が出るわけではなく、ただ単にボロくなる)し、あちこちでささくれたトゲが足の裏に刺さるのは時間の問題だろうからだ。

結論として。
押入れや物置の床ならともかく、少なくとも裸足で歩く床の仕上げ材としては、合板は全く不適当。
やはり木とは似て非なる物なのだ。



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