7.25.2011

例の欠陥住宅が大変な事になっている件

以前のエントリでも取り上げた、元GPライダーが社長を務める務めていた工務店の施工した欠陥住宅のその後。

被害者が立ち上げたブログの展開が凄い。
センセーショナルな内容と社長の知名度も手伝って既に数万ビューを記録している人気ブログに成長しているようだが、そこで悲痛な叫びとともに次々と暴露される「建て直したほうが早い」レベルの欠陥住宅の惨状には思わず「嘘だろ?」と言葉が口をついて出てしまう。
それ程に有り得ない。

(涼しくなりたい方はこちらから。ある意味閲覧注意。ていうか契約前の施主は見ないほうがいいかも)

家作りを工務店に直接依頼した場合は施工者と監督管理者が同一になる事に品質管理上の問題がある…と言われているのだが、これはもうそんな次元ではないな。こんな家に住み続けているのでは精神の均衡を保つ事すら容易ではないだろう。施主には同情せざるを得ない。

引渡しから1年と4ヶ月を経過した我が家には何ら目立つ問題が出ていない事を当たり前のように受け止めて暮らしているが、もしかしてこれは自分で思う程当たり前の事ではないのか。いや当たり前でなくてはならないはずだが…どうなんだろう。ひょっとするとこの家も…なんて、この自分ですら痛くもない腹を探りたくなる気分にさせられてしまうのだから、これを見て
「やっぱり零細工務店は信用できないな。知名度のある○○ハウスにしておこう」
と家作りをあきらめた施主がいても全然おかしくない。
「戸建ては当たり外れがあって怖いからやっぱりマンションにするわ」
と考えを改めてしまった人がいても同様におかしくはない。

得てして無能な味方は敵よりも有害であったりする。
注文住宅を請け負う「町の工務店」にとっての最大の敵はハウスメーカーでもマンションディベロッパーでもなく、こういった悪質極まりない同業者であるのかもしれない。

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