7.24.2011

眼前にマンション

我が家は南から北まで15件ほどの家が連なっている高台の、どちらかといえば北側に近い場所に位置する。
家のある方角と反対側の南側の角にはひときわ立派な擁壁がそそり立っているのだが、気がつけばその目の前の空き地でマンション建築が始まっている。



7階建ての中層マンションとはいえ、この角から3-4件のお宅からの見晴らしを根こそぎ遮るには十分な高さ。間を通る道は幅4mにも満たないのだから、圧迫感も相当なものだろう。

もしも自分から縁あってこちら側の土地を買っていたら(いやこんな広い土地とても買えないけどさ)、西に向いた大窓からの視界は今後絶望的だ。地盤の不安や擁壁崩落のリスクと引き換えに手にするアドバンテージもこれでは帳消し。と言っても地権者は何ら法に触れているわけではなく、彼らの正当な権利を行使しているに過ぎないのだから文句は言えない。

自分の家の下には神社の駐車場が広がっているのでその点安心と思っているのだが、経営難か何だか知らんが敷地内にマンションおっ建ててしまう神社が近所にあったりする※1のでやはり油断は出来ない。まあここは若い宮司※2の良心に期待するしかない。

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※1 再開発されたこの神社に行った事があるが、余り好きにはなれない場所だった。神社なのに杜の存在を感じない。だだっ広く取られたスペースは初詣の大量動員には便利なのだろうが、綺麗過ぎてオフィス街のような寒々しさを感じる。下の階にカフェだかが入っているマンションは…うーんサンクチュアリ(ハレ)を生活の場(ケ)にするっていう発想はそもそもどうなんだろう。神道では不浄を何より嫌う筈では?神も仏も信じない現実主義者が「なーにを今どき時代錯誤な」と一笑に付して算盤を弾いたプランというなら分かるのだが、この再開発プロジェクトの責任者って宮司だよね?
※2 地鎮祭で顔を合わせた土産神(氏神)の宮司は軽く一回り以上年下。おお若い。ていうか自分が若くない。

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