11.22.2010

健康は金になる

サラリーマンなので有難い事に毎月安定した収入を得られているのだが、給与が振り込まれた翌日にはその内の相当額を住宅ローン引き落とし口座に移動させ、さらにその翌日には電話で繰り上げ返済を申し出るというのがルーチンになっている。

毎月の給与は繰り上げ返済と生活費その他支出でほぼ使い切り、不意の大支出(修理代・手術費・入院費)や失業時の当面の生活費への備え(このご時世であればそこまで考えておく必要もある)には毎年一回の賞与をもって当てる。

支出のポートフォリオとしては相当に偏っており、これはかなりリスキーな返済計画であるのは言うまでもない。給与と違い賞与は不安定収入である上、全く手を付けずにおいておける物でもなければ絶対的な金額としても少なすぎる。
不測の事態に備えた金融資産としてあてにするにはあまりにも心もとないのだ。

FPならばこう言うだろう
「今はいいですよ健康ですし。でも病気にでもなったらどうします?」

その通り、これは自身の肉体を恃んだ「病気しない事」を前提とした返済計画。
担保とするのは己の健康であり、その前提が崩れれば即座に見直さなければならない。
その自覚はある。
逆に言えば、身体に異常がない限りこのままの返済計画を進行して何の問題もないし、
実際そうするつもりでいる。

健康であるからこそぎりぎりの繰り上げ返済を継続できる。
健康に不安を抱えたままでは繰り上げ返済などとても覚束ない。
治療費以上にこの差が大きい。住宅ローンは元金が大きいだけに、利息も半端な額ではないからだ。

即ち、「病気しないこと」は金になる。


若い頃は健康オタクと小馬鹿にしていた健康管理への取り組みも、
そう考えると俄然重要度が高まってくる。

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